【会員ブログ】単独親権が悲劇をもたらすこと

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日本の親権制度は単独親権で、離婚をした場合父親か母親の片方が親権を持つことになります。海外では、離婚しても共同親権です。共同親権とは、離婚しても子供の養育は共に担っていくものという考えで、双方に親権があります。海外では離婚件数が増加していることも踏まえ、夫婦間の問題と子どもとの問題を切り離し、夫婦で上手くいかなくても子どもの養育は双方で協力してやりましょう。といった考えが定着しています。ところが、日本では、離婚すると親権が片方のみとなるので熾烈な争いとなります。

先日、弁護士の元妻が親権が取得できず自殺したという報道がなされました。
私は、この報道を聞き心をとても痛めています。

単独親権制度だとどちらかが親権を持つことになるため、争いが激化します。例えば、親権を確実にするため、同居親が別居親と子どものと面会を妨害する、別居親からDVや育児放棄があったと事実にないことを主張する行為が後を絶ちません。親権を取ろうと思えば、相手の悪口を言う・事実でなくても事実であるかのように言って相手を貶めることが目の前で起きているのです。

もし、日本も共同親権であれば弁護士の元妻も自殺せずに済んだかもしれません。

親権を取得したいがため、子どもに別居親の悪口を吹き込み面会を妨害されて、子どもと会えなくなり命を絶つ人もいます。

単独親権制度は、親権を持つ親・別居親・子どもにとっても良くないものです。
 
当会「親子の絆を再生しよう」では、共同親権への早期実現と別居親と子どもが自由に面会できるよう、取り組みを進めています。一審では、子ども連れ去り親が勝訴したものの、2審では当会の支援で、子どもを別居親へ引き渡せと裁判所が命令し、そのまま最高裁で確定、子どもを取り返しに成功した別居親もいます。当会の代表も、5年間の裁判の後に最終的に2児の親権・監護権が認定され、現在子どもを養育しています。

子どもを連れ去られた方・子どもとの面会交流が上手くいかない人たちと一緒に悩みや課題を共有し、解決へ向けて取り組みをしている団体です。子どもを連れ去られて困っている・面会交流が上手くいかずに困っているといった人は、一度お問合せしていただけたらと思います。

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