離婚しても別れた親との交流が大切

このエントリーをはてなブックマークに追加

20日に内縁の男が連れ子に暴行したとして逮捕されました。
1歳男児の顔を足蹴り 男と内縁の妻を逮捕、容疑否認 (朝日新聞デジタル令和3年6月21日 記事はコチラ)

この記事を読んで、日本の単独親権の弊害を感じています。
日本では、離婚した場合父か母のいずれかが親権を持つこととなります。

日本の親権制度は、単独親権と言って親権を持った親が権限を握ることとなり、親権を持てなかった親は子育てに関与できない制度です。
親権を取得するために子供の連れ去りが横行し、年間16万人以上の実の子供が別れた親とは再会できなくなっています。
親権争いに負ける・親権を親から子供の面会を妨害され犠牲になる人も年間数百人います。
 
親権がなくなると、子どものSOSが受け取れなくなることや面会交流権に対しても親権者がOKをださないと親権を持たない親は実子に面会ができない制度となっています。
 
再婚して連れ子を持った親の多くは、実子と同じように大事に育てている方が多いかと思います。私の親戚も再婚相手に連れ子がいて連れ子も実子と同じように育てています。ところが、すべてが連れ子が大事にされるわけではないことは虐待の事件からお分かりいただけるかと思います。

「母親だから、子どもに虐待をするわけがない」・「父親に親権を取られたくないから、私が親権を持つ」と言った考えは危険極まりないのです。
米国やEU諸国・中国のように離婚しても子供の養育だけは共に担っていくといった制度に変化させることが大事です。子供の異変に気付いてあげられるためには、離別した親も養育にかかわれる制度が必要なのです。

私たち団体は、親が離婚しても実の親との交流は大切という信念をもって活動を続けています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です