11月のふぁぼセミナーのご案内

11月のふぁぼセミナーは次のトピックを取り上げます。セミナー概要、参加方法など詳細はこちらを参照下さい。参加費無料。

【11月】▶︎4日 離婚後の学校との上手な付き合い方▶︎11日 連れ去りが起こったらすること▶︎18日 弾劾裁判・国賠進め方 ▶︎25日冤罪DV・子どもの住所非開示とその対応

定員制ですので申し込み・メール登録はお早めに。女性当事者の参加も大歓迎です。セミナーの後はフリートークです。チームふぁぼのメンバーがお悩み事の相談に乗ります。

10月は以下のトピックについて意見交換しました。
【10月】▶︎7日 国賠勉強会▶︎14日 本人訴訟研究▶︎21日子供連れ戻し成功談▶︎28日 ふぁぼサイト掲載資料レビュー

時期は未定ですが、次のトピックについても予定しています。

子どもの代理人制度と共同親権
家裁の問題と離婚弁護士の実態
面会交流反対派弁護士の論点整理

別居親の人権侵害に相当しないのか?家裁での試行面会とマジックミラー

子どもとの本格的な面会交流をする前に、家裁のなかで試行面会された方も多いと思います。この投稿では、試行面会における別居親の人権侵害について書いてみます。

別居親は、子どもに会えると言うだけで、もうその気持ちだけでいっぱいになり、会わせていただけるだけで喜んで裁判所に臨むと思います。箱庭のような砂場とかおもちゃのおいてある面会室のようなところで、じっと子どもを待っているとそのうち子供がやってきて、20分だけとかいう条件付きで面会が許されます。そして面会には調査官が同席し、親子の様子を「専門家が客観的に書く」ことになっています。

論文にも指摘されているように、最初は子どもも久しぶりに会う別居親の登場に戸惑います。
私が問題と指摘したいのは、そのぎこちない試行面会の様子を同居親、裁判官、時には相手方弁護士が「マジックミラー」越しに観察していることです。なんか、別居親をあきらかに悪者という目で見ているように思うのは私だけでしょうか?裁判関係者が結託して、別居親をつまはじきにして、子どもにとっても別居親は何か悪いことをしているという雰囲気を醸し出している。ただでさえ不利と言われている別居親をさらに不利にしている。こんなので、裁判所は公平、中立と言えますか?個人的には、こんな慣習、ハーグ条約の主旨に反していると思うので、そのうちなくなると思いますが。。。

「マジックミラー」で試行面会の様子を観察するのは別居親に対する人権侵害のような気がするのですが、皆さんどう思われますか?しかも試行面会報告書がこのように隠ぺいされているとしたら、連れ去られ親はなにも手出しができないじゃないですか?国民の皆さま、裁判所はこんな有様で公平・中立と思いますか?

同上

同上

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海外でもこんなやりかたしてるのかな?どなたかご存知でしたら教えてもらえませんか?家裁のメンタリティーがこの辺にも表れています。

家庭裁判所の隠ぺい体質

室蘭の家庭裁判所が当事者に送ってきた隠ぺい報告書です。司法当局に問い合わせたところ「裁判官の裁量であるから問題ない」ということです。ちょっとここまでひどい隠ぺい報告書は見たことないですね。この時の室蘭家裁の支部長は、坂口裕俊家事審判官ですが、この人物がこういう隠ぺい報告書を当事者に提出してもよいと判断した訳です。全責任は、この坂口支部長にあります。「裁判官の裁量」と言っても国民は納得しませんよ。以下に示す通り、この報告書については、国民の98%が隠ぺいであると評価していることが、当法人が行ったアンケート結果により明らかになりました。

この隠ぺい報告書は、家裁の隠ぺい体質を表す好例として、このときの事情と合わせて米国国務省に転送しています。日本の家裁はこんなことしてますと通報しました。

同上

現役家裁調査官の作成した調査官調査報告書。これが家裁のメンタリティを思うとぞっとする。でもこれが家裁の実態

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上記隠ぺい報告書の表紙。この調査官は現在千葉家裁木更津支部に所属


この報告書に対する国民の声(2016年9月実施アンケート結果より抜粋)

質問3:家庭裁判所の体質について。写真の家庭裁判所の調査官調査報告書は隠ぺいにあたると思いますか?
  • そう思う 64%, 21 vote
    21 vote 64%
    21 vote - 64% of all votes
  • 全く酷い対応です。隠ぺいすることが一番よくありません。裁判所を監視する独立機関が必要ですね。* 30%, 10 votes
    10 votes 30%
    10 votes - 30% of all votes
  • そう思わない 3%, 1 vote
    1 vote 3%
    1 vote - 3% of all votes
  • 非常識すぎて言葉が見つからない。* 3%, 1 vote
    1 vote 3%
    1 vote - 3% of all votes
全回答数: 33
2016年9月7日 - 2016年9月13日
* - 回答者により追加されました
投票は終了しました

この報告書は、試行面会の模様を記述した調査官調査報告書ですが、作成時は、子どもは父親とは別居していて、その後父親の元へ帰った後父親が家裁に請求したものです。裁判所はこの報告書作成時には、子どもが父親の元に帰るとは想定していなかったらしく、父と子を意図的に引き離すために父親に不利な記述をねつ造し、そのねつ造が発覚することを恐れて隠ぺいしたものと考えられています。請求していなかったら、完全に坂口裕輝審判官と大原健巧調査官の間で、父親に不利な報告がなされ合法的に引き離されていたでしょう。ちょっと許されない行為であると思います。

「司法の独立」や「裁判官の裁量」と言ってもここまで来ると、もう「家裁の隠ぺい体質」と言って良いでしょう。専門家である調査官も隠ぺいに加担してはいけません。「子ども連れ去りの現状と家裁の実態」についてはこちらに詳細を書きました。

こんなこと許されるでしょうか?全く国民目線とはかけ離れている裁判所。こんな隠ぺい体質のために犠牲になる親子が大勢いるでしょう。連れ去られ親としては家裁に頼るしかありませんが、家裁はこんな対応をし、合法的に親子を引き離そうとします。専門家とされる報告書を元に「面会は相当ではない」と書かれたら、それで会えなくなります。こんなやり方で家裁は公平・中立と言えますか?家庭裁判所が介入するから合法的に親と子が会えなくなるんです。その意味で家裁は「家族の解体機関」であると言っても良いでしょう。

裁判所を監視する第3者機関が絶対に必要と思います。裁判員裁判は民事こそ必要とも思います。
この隠ぺい報告書、家裁の隠ぺい体質を示す動かぬ証拠ですよ。

元室蘭家裁の阪口裕俊審判官は、隠ぺいした理由の説明責任果たしてください。「裁判官の裁量である」などと言う理由、国民は支持してません。国民や米国を敵にしますよ。本当にいい加減にしないと。既にこの隠ぺい報告書はワシントンと共有しています。

当事者の皆さま方、よろしければリツイートで応援お願いいたします。
家裁のこの隠ぺい体質国民の目に晒して、撲滅しましょう。

子の連れ去りは違法と日弁連が明記

(令和3年9月9日追記)

日弁連60周年記念誌は、2009年に発刊されたものですが、2019年発行の日弁連70周年記念誌 家事事件と人権 2 家事事件における子どもの権利の中で(70周年記念誌156頁)、第二東京弁護士会の大森啓子弁護士は以下のように書き、違法性などの指摘はしませんでした。子ども連れ去りの違法性の指摘をしなかったという意味では、70周年記念誌は60周年記念誌より大きく後退しました。

「子の利益の観点からは、離婚後も離れて暮らす親子間で適切な面会交流が行われることや相当額の養育費が継続して支払われることが重要であり、離婚に際してこれらについて取り決められ、実行されることが極めて重要である。」

大森啓子弁護士が書いた記事はコチラ
日弁連70周年記念誌のサイトはコチラ


日弁連60年記念誌279頁
第2章「人権課題の取り組み」2「子の奪取」に
子を一方的に連れ去るのは違法」と明記

全文(PDF)はコチラ

日弁連60年記念誌2章その4 277-279頁「子の奪取」で、一方的な子の連れ去りは違法と明記されている(赤線枠内参照)。

日弁連がはっきり「子を一方的に連れ去るのは違法」と書いているわけですから、無視するわけにはいかないでしょう。

さらに日弁連記念誌では、こう綴られています。

”わが国では、このような違法な連れ去りがあったとしても、現状を重視する実務のもとで、違法行為がまったく問題とされないどころか、違法に連れ去った者が親権者の決定において有利な立場に立つのが一般である。”

この記述から日弁連は、子ども連れ去りの違法性を十分認識していると言ってよいでしょう。

一方、現実に起こっていることはどうでしょうか?
コチラの漫画には、子どもの連れ去りを教唆して、連れ去った側を親権者として有利な立場に導き、報酬を得る弁護士の姿が描写されています(実話に基づいて作成)。

Download (PDF, Unknown)

この漫画に描かれているように、虚偽DVを主張して、子ども連れ去りを誘導する弁護士が多いのではないでしょうか?実際に、こんな漫画が世の中に出回っているくらいですから、類似の事例も含めて、虚偽DVによる子ども連れ去りのケースは相当多いと推察されますし、実際に多いと聞いています。

このような弁護士は、違法行為に加担あるいは助長しているのではないでしょうか?
なぜ日弁連は、自ら「子どもの連れ去りは違法行為」と指摘しておきながら、このような違法な子ども連れ去り弁護士を野放しにする のでしょうか?先に子供を連れ去るという違法行為を行う親に親権を与え、フレンドリーペアレントルールに則った親が法律的に不利益を被るという現状は、法の精神に反しているように思いますが、いかがでしょうか?

日弁連の記念誌のあとがき486頁に明確に「執筆にあたっては、できるだけ執筆者の主観的評価を排し、客観的事実を述べるように心がけております」と書いてありますから、この記事は日弁連の見解と解釈できるでしょう。あるときは日弁連の見解、あるときは著者の見解と、そこにダブルスタンダード持ち込むならば、この記念誌の存在意義自体崩壊します。

あとがきに述べられている通り日弁連60周年記念誌に掲載された「客観的事実」を述べた日弁連の見解として解釈しなくてはなりません。

当法人の参考資料・リンクには、子の連れ去りを違法とした論文や役に立つ判例、論文などありますので、参考にして下さい。